うまく説明できません。

完成された意見より、
考えながら話すことの方が好きです。
昔はこう思っていた。
でも今は少し違う。
そんなことがよくあります。
若い頃に好きだったもの。
夢中になっていたこと。
絶対に正しいと思っていたこと。
振り返ると、今の自分とは少し違います。
でも不思議と、
あの頃の自分が間違っていたとは思いません。
その時はその時で、本気でした。
その時見えていた景色があったし、
その時なりの理由がありました。
だから、
あの時そう思ったことに嘘はありません。
匂いや音楽で、
急に何かを思い出すことがあります。
昔住んでいた部屋だったり。
帰り道だったり。
もう会わなくなった人だったり。
思い出そうとしたわけではないのに、
勝手に浮かんできます。
うまく説明できません。
でも、そういうことが好きです。
ものを選ぶ理由も、
少し似ている気がしています。
本当に良いから選ぶこともあるし、
気分で選ぶこともあります。
たまたま手に取ることもあります。
理由はひとつじゃありません。
きれいに説明できないこともあります。
それでも、
ずっと手元に残っているものがあります。
何度も使ってきた道具があります。
傷がついても、
新品の方が綺麗だとしても、
なぜか手放さないものがあります。
ohno lavoro in cuoioは、
そういう感覚をモノにしています。
正解を探しているというより、
自分なりに納得できるかが大切で、
そして、その判断の積み重ねが、
ひとつの財布になっています。
あなたには、
なぜか手放せないものがありますか。



