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卒業後は、先生から推薦していただいたメーカーさんへ就職しました。

ただ、当時はまだ、大学を卒業してから専門学校へ行き、

そこから鞄メーカーに就職する人なんて、ほとんどいませんでした。

そのためか、なかなか職場に馴染めず、1ヶ月ほどで退社することになります。

まぁ、今とは違って丁稚的な環境でもあったので、

それに自分のメンタルが耐えられなかったというのが、大きな理由です。

そして、2社目も同じような結果になりました。

今考えると、採用していただいたメーカーさんには申し訳ない気持ちもあります。

でも、当時は「職人になりたい」という気持ちはあっても、

実際に職人として働くということがどういうことなのか、まだよく分かっていなかったのだと思います。

就職して、うまくいかなくて、辞める。

それが2回続いたので、「だったら、自分で始めてみよう」と思うようになりました。

そこから、また色々なことがあり、今の仕事へとつながっていきます。

今振り返ると、あの頃の失敗も含めて、必要な経験だったのかなと思います。

そして、ここから少しずつ「自分でやっていく」という方向へ進んでいくことになります。

続きます。