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ATELIER LUTÈCEが革製品づくりで何よりも大切にしていること。
それは、「素材そのものの魅力を活かすこと」です。
どれだけ美しいデザインや丁寧な仕立てであっても、革そのものに魅力がなければ、本当に長く愛される革製品にはなりません。
だから私たちは、素材選びにも一切妥協をしません。
ATELIER LUTÈCEでは、イタリアを中心とした植物タンニン鞣しのレザーを厳選し、それぞれの革が持つ個性をできる限りそのまま活かしたものづくりを行っています。



植物タンニンレザーが持つ、本来の魅力
植物タンニンレザーとは、植物から抽出した天然のタンニンを使い、時間をかけて丁寧に鞣された革のことです。
効率を優先した大量生産には向かない素材ですが、その分、一枚一枚に異なる表情があり、使い込むほどに深い艶と色合いへと育っていく魅力があります。
新品の状態は、完成形ではありません。
毎日手に取り、バッグへ入れ、ポケットへしまい、時には机の上へ置く。
そんな日々の積み重ねによって、革は少しずつ色を深め、艶をまとい、その人だけの表情へと変化していきます。
その変化は、持ち主の暮らしや時間が、そのまま革へ映し出されていく証でもあります。
だから私たちは、「経年変化」という言葉以上に、「革が育つ時間」を大切にしています。



革には、それぞれ違う個性がある
ATELIER LUTÈCEで使用する革にも、それぞれ異なる魅力があります。
プエブロは、和紙のような独特の表情を持ち、使い込むほどに美しい艶へと変化していきます。
ミネルバリスシオは、しっとりとなめらかな質感と、透明感のある経年変化が魅力。
コードバンは、緻密な繊維から生まれる独特の光沢と、力強い存在感を備えています。
どの革が一番優れているということではありません。
それぞれに個性があり、それぞれに育ち方があります。
天然皮革ならではのシワやシボ、血筋、トラも、その革だけが持つ唯一無二の表情です。
私たちは、それらを隠すのではなく、その革らしさとして大切にしています。



素材の魅力を、そのまま届けたい
私たちの役割は、革の個性を変えることではありません。
素材が本来持っている魅力を理解し、それを最大限に引き出すこと。
必要以上に加工を加えず、革らしさをそのまま製品へと仕立てること。
そして、使う人とともに何年、何十年と時間を重ねながら、美しく育っていく革製品を届けることです。
革は、使う人によって完成する。
私たちは、その時間までも含めて、一つのものづくりだと考えています。